Aleolapin

日記・雑記・思いつき

エロイーズ 本当のワタシを探して

ベンチではたと気づくと、自分のが何者か名前すらも思い出せなくなっていたエロイーズ。
持ち物などから自分の名前や家はわかったが、どれこもこれも借り物のような現実感のないことばかり。
自分は何者で、何故ベンチに座っていたのか、どうして記憶を失ったのか、家族はいるのか?
欠勤を心配して連絡をくれた同僚の力を借りながら、なんとかごまかしごまかし日常生活を送りつつ、エロイーズの自分探しがはじまる。

ちょっと面白い状況設定ながらもシンプルなストーリー運びで、「自分」というものを考えさせる作品。
あまりコメントしちゃうとラストの落ちがわかっちゃうので、そこは避けとく。
ささっと読めてちょっと面白い、こういう作品は嫌いじゃないです。

ゴッサム・アカデミー

主人公は夏に起きた事件で記憶が飛んで周囲から浮いている、マイペースぶってるけど冒険家気質の少女オリーブ・シルバーロック。
オリーブを慕うぶっ飛びオタク少女マップス、リア充ぶってオリーブを敵視してるけど実はオカルトマニアのポメリーン、学園内でよくわからない“商売”をしている変人コルトン、オリーブのボーイフレンドで真っ当なテニス少年に見えるけどいかなる時もサンバイザーはとらないこだわりの持ち主カイル、少年少女たちが学園の秘密にいどんでいく物語の導入編。
ゴッサムの名を関した古るめかしい学園、立ち入り禁止の北校舎、学園に飛び交う幽霊の噂、主人公オリーブの謎めいた過去もあいまって、作品全体に湛える雰囲気は少女漫画学園ホラー。
キラークロックの登場でいっきにアメコミに引き戻されるけど、ホラーとアクションの混ざり合った雰囲気の中で少年少女が大人顔負けの活躍を見せていく様は有閑倶楽部とかあのへんを思い出させる。
ラストで編入してきたダミアン・ウェインと今後どう絡んでいくのかも気になるので、続刊翻訳にも期待したい。

X-MEN シヴィル・ウォー

X-Men Civil Warの翻訳版、読みました。
記憶してたところではストーリーもアートも中の下で、Civil Warのタイインとしての重要性は下ってイメージでしたが、読み返してみると案外面白かったです。
Val Cooperら政府関係者やCivil Warからの距離感が翻訳の方が掴みやすかったからでしょうかね。
このタイトルの面白みは、X-Men、Bishop、X-Force、198、O*N*E、 General Lazer、Jonney Dee、Iron Man、それぞれが微妙に違った立場で関係してくるところなのですが、そういう微妙なニュアンスはやっぱり日本語の方がつかみ易いですもんね。
翻訳とは誠にありがたいもんです。
結構この、X-Men側もヴィラン側も一枚岩でなくそれぞれの思惑が微妙に交錯しながらストーリーを織り成していく様ってのは、90年代以降のX-Menシリーズの面白さの真髄だと思うのですよね。
そういう意味では、非常にX-Menらしくて読みやすいタイトルでした。
ちょっと派手さに欠けるし、やっぱりCivil Warとはあまり関係ないけどw
また、このタイトルはDistrict X、Mutopia X、X-Men 198とキャラクターを引き継いできた流れの終着点でもあり、M-Day以降の198キャンプ展開が終了するという意味でもX-Men史的にも抑えるべきポイントではあったりします。

Saga 2

話題作Sagaの翻訳第2巻。
世界観にも慣れてきて、各キャラの繋がりや魅力も掘り下げられてきて、どんどん引き込まれていく。
ストーリー自体はピンチの場面もありながら淡々と進んでいく感じなのだが、キャラクターの感情が豊かに描かれている。
ラストの引きもいいところで終わっており、続刊が気にならざるを得ない。

面白ければ面白いほど、1冊のボリュームの少なさがもどかしい。
2冊分ぐらい、一気読みしたい。
でもまぁ、このくらいのボリュームで短いスパンで出版された方が、価格的にも読みやすくはあるかな?
第3巻も楽しみ。

クァンタム & ウッディ

DCでもMarvelでもない、バリアント社の人気コミックからの翻訳。
2012年に出版を開始したコミック会社らしいけど、潰れたアクレイム社の版権をごっそり買いとってその作品群を復活させているようなことがあとがきに書いてありますね。
ってことで、こちらの「クァンタム&ウッディ」も90年台の人気コミックからの復活作。

作風といいクァンタム(画像左)のデザインといいデッドプールを彷彿とさせるな~と思ったら、90年代版の作者はMarvelでデッドプールも書いたことがあるそうで。
まぁ、その人はデッドプールを途中から引き継いで一時期担当しただけなので、デザインやらが似てるっぽいのはただの偶然のようですが。
90年代版はこれがマントを羽織っておりまして、当時スポーンによく似ていると言われたプラウラーに近いデザインで、まぁ90年代流行のキャラデザインだったのでしょうね。
ポケットだらけのベルトとか、ねw

中身はギャグがありつつも、デッドプールのように1人暴走をし続けるのではなくクァンタムとウッディが漫才のように掛け合いながら進んでいき、父親の残した謎を巡ってストーリーも展開していく、地に足のついたコミック。
なんて言うか、すっげーアメコミらしいアメコミ。
ギャグもストーリーも面白く、設定やアートが突飛すぎて読みづらいといったこともなく、非常に読みやすい。
ああ、ホッとする、こういうのをもっと読みたいですね~。

Saga

2012年にスタートし、アイズナー賞などコミック関係のいろいろな賞を受賞し売上も上々という快進撃を続ける話題作Sagaの日本上陸。
銀河を巻き込んで戦争を続ける敵対種族同士の兵士が恋に落ち、子供を設けたことで全銀河を敵に回しながら子育てをするというストーリー、らしい。(1巻しか読んでないので理解が中途半端)
以前から原書を読んだ皆さんの好意的なレビューがそこここで見受けられ、翻訳を心待ちにしていた1冊。
ファンタジーとSFが融合し、嫌悪感をかきたてる見た目の宇宙人が登場してくるサイケな世界観、読者にはまるで理解できないけどこの世界ではそれそーゆーものなのねと納得せざるを得ない謎理屈、、、読んでいる時の感覚はアメコミというよりもバンド・デシネのような印象を受ける。
世界観にどっぷり漬かるという感じではないが、さくさく読み進めて次の展開を追いかけたくなる感じであっという間に読み終わってしまった。
1巻だけではボリューム感が足らない感じ、TPB2冊分くらいまとめて訳して欲しかったな。
まだ序盤を読んだだけなので「面白ぇぇぇ!」って感じではなく、これからどうなっていくのかなというワクワク感がある感じなのだが、このまま凄い盛り上がりがこなくてもワクワク感を引っ張って楽しませて貰えそうな印象は受ける。
2巻出すんでしょ?早く出してほしいな~。

ウルヴァリン:エネミー・オブ・ステイト


ウルヴァリン:エネミー・オブ・ステイト (ShoPro Books)ウルヴァリン:エネミー・オブ・ステイト (ShoPro Books)
(2013/08/28)
マーク・ミラー

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2000年代のウルヴァリンの名編、Enemy of State編とその決着編にあたるAgent of S.H.I.E.L.D.編をまとめて収録。
またこれも印象深かったナチス収容所のワンショット・エピソードも入ってる。
このボリュームで3200円とは、小プロ先生男前!愛してる!

Wolverineが数ヶ月単位で姿をくらますという、コンティニティをガン無視した展開はつっこんじゃ負け。 <ほら負けた
Wolverineをおびき出すためだけに犠牲になった少年と、その少年の仇を討つためだけにHydra、Handとたった一人で戦いつけるという展開がカッコイイのですよ。
Civil Warの時といい、Wolverineは弱ぇくせにおいしいとこもってくよね。
Wolverineの抱えた業の深さ、血生臭さ、男らしら、それらがぎっちり詰まった一冊。
X-Menファンでなくてもアメコミファンならマストバイです。

ウルヴァリン


ウルヴァリン (MARVEL)ウルヴァリン (MARVEL)
(2013/08/30)
クリス・クレアモント

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Wolverineを主役にした最初のミニシリーズに、その後日談エピソードまで加えた翻訳版。
X-Menシリーズが複数誌展開すうようになる先がけ的な作品。
当時はコンティニティ作りが今よりもしっかりしていたので、Wolverineが日本にいる間はX-Men本誌では不在だったりとか、そういう細かいこともされてたりする。

翻訳されたのを読み返してみて、いや~、これ面白いわ。
こんなに面白かったっけ?w
Wolverineという男の豪快なところも案外ナイーブなところも描かれていて、侍で野獣でバーサーカーで、どこか間違った日本通という、現在まで続く彼の魅力が存分に詰まっている。
ストーリー的にも、読者にあらかじめ見せてある秘密にWolverineが気づいていく過程が面白い。
後日談としてX-Men本誌に続いた結婚式エピソードまで載っているのはありがたいが、その種明かしにあたるエピソードが入ってないのはちょい消化不良か。

原書から読んでるファンとしては、新たに当て字された名称のいろいろも面白い。
同じ親族のはずが矢志田と吉田に別れてしまってる点の解説は、90年代ファンは一昔前にやいのやいの言ってその後スルー推奨できた部分ですが、翻訳するにあたって古くて新しい問題として浮上した模様。
っというか、Sunfireはまだ翻訳登場してないんだから、そっちを矢志田に揃えたんじゃだめなのかな。
もちろん、日本人的にはMarikoもSunfireも吉田の方がしっくりくるんだけど。

X-Men系は最近AvengersやNew 52に押されて翻訳滞ってるから、またこういう作品が訳されてほしいね。
Wolverineも映画に合せて出たことだし、X-Menで翻訳が次に出るのはDays of Future Past公開の頃かな。
Days of Future Pastを含むような独自編集でもだすか、AVXでもだすか。
個人的にはメシコン~セカンドカミング~AVXの流れはやって欲しいんですけどねー。

塩素の味


塩素の味 (ShoPro Books)塩素の味 (ShoPro Books)
(2013/07/24)
バスティアン・ヴィヴェス

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バスティアン・ヴィヴェスのBD日本語版。
市民プールで水泳をはじめた男性が、そこで見初めた女性を目で追う視点がリアルな男性視点の恋愛。
女性側からの心情描写はほとんどなく、シャイな男性の恋の顛末をその視線と会話だけから描き出す。
水中部分は輪郭線のない絵で表現しているのが面白い。

同時収録の「僕の目の中で」もまた、そのタイトル通り男性の一人称視点での恋物語。
彼女の表情の描写が細やかで、その可愛らしい表情にはドキッとさせられる。

どちらも会話と男性の視点・視線のみからストーリーを描いてる点は共通しており、恋にとっぷり漬かった感覚が伝わってくる。
やはり男性の方が共感できる作品だろう。
最近は翻訳コミックの紹介をサボりがちだったが、ぜひ紹介したいと思わされたので更新。
個人の好みは別れるでしょうが、お勧めです。

数えてみた

うちに積読になってる翻訳コミック関係を数えてみる。

○サルヴァトール
○レオン・ラ・カム
○ホーリー・テラー
○闇の国々Ⅱ
○ゾンビVSロボット
○デス・クラブへようこそ
○ザ・デス・レイ
○ブラックホール
○ラ・ドゥース
○塩素の味
○バットマン:梟の街
○ウォーキング・デッド 4巻
○サイボーグ009 USAエディション
○ウルヴァリン:シビル・ウォー
○スーパーゴッズ
○はじめての人のためのバンド・デシネ徹底ガイド
○アメコミ情報誌Sleep Walker #16 大いなる人マシンマン

いやー・・・、もうホントね、何から手を付けようかって感じだね。
最近、原書の方もあまり読んでないのよね。
スマフォにしてからそっちいじるのが楽しかったのと、2chの育児・家庭系のまとめサイトを読むのにはまっていて。
とりあえず、そろそろ社会復帰せねばと思い、後者はブックマークから削除しておいた。
スマフォはまだちょいといじりたいところもあるけど、後者がそれすら邪魔してた感じだしねー。
ただでさえ新居関係で休日に動くことが多くて自由時間が減ってる時期に何やってんだか。
まずは翻訳の読みたいところをつまんでから、原書の方を追いつかせることからかな。
ん?それってホントに社会復帰?
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